寝禅
東十条派
生きているだけでも苦しい行だから |
すわ |
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ざぜん |
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ねぜん |
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坐 |
る |
坐禅 |
に寝る |
寝禅 |
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ただそれだけの思いつき |
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寝るより楽はなかりけり |
まずは寝てみる
「静かなところで横になり動かない。」が基本です。
1.
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寝禅を行う場所に決まりはありません。もちろん、お寺である必要はありません。
音楽や話し声の聴こえない、静かで横になれる場所であれば何処でもかまいません。
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2.
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まず、寝姿を決めます。可能な限り楽な姿勢をとってください。
どこかに力を入れていないと維持できないような姿勢は避けてください。
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3.
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目は、半眼にしても、完全に閉じてもどちらでもかまいません。
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4.
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最初に決めた姿勢でしばらく動かないでいます。指の間接ひとつ、口も喉も、一切、動かさないように心がけます。これが唯一と言っていい寝禅の決まりごとです。
ただし、例外として、身体に力を入れている部分を発見し、その力を抜くと姿勢が変わってしまうという場合は、力を抜くほうを優先します。
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5.
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姿勢を変えたいと思ったら、違う姿勢になって続けます。
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6.
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終わりにしようと思ったところで終わりにします。
ただし、終わりにしようと思わないような境地にまで入ってしまったら終わりにならないので、タイマーをかけておくのも良いでしょう。
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「寝禅の心得」は、特に無し
- 坐禅と同様、むやみに無心になろうとする必要はありません。
- 坐禅で居眠りをすると警策でたたかれちゃいますが、寝禅はその姿勢ゆえ、眠るのは避けられません。眠ったら眠ったで良しと考えます。
- 顔の力を抜くと、ずいぶん間抜けになるものです。寝禅をしているところは、できるだけ他の人に見られないようにしましょう。
東十条派「寝禅」について
東十条派「寝禅」はあくまで修行のひとつであり、リラクゼーションを目的とした寝禅とは一線を画します。本当です。